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日本政策金融公庫で融資申請時に作成する創業計画書のサンプル 製菓業(3)


最後になりますが、こちらに費用の一覧を記載します。

ここでは想定されうるすべての費用を記載することになります。


皆様の作成状況を見ると、費用の計上漏れが多く見受けられます。やはりまだ実際に行っていない事業において費用をすべて想定することは難しいです。ですので、まずは想定される費用を一度すべて出してもらったあとで、こちらから漏れがないか確認させてもらっています。


今回の製菓業では、製造に関しては皆さん見落としは少ないのですが販売運営をする点における経費を見落としがちです。


たとえば、広告費がどれくらいかかるかなどを見積もるのは皆さん苦手です。

ネット販売するのであれば、SEOを重視する場合もあればリスティングだけで売ることもあります。SEOであれば毎月のコンサルティング費用が必要になりますし、リスティングであれば1個当たりの販売までにかかるクリック単価が必要になりますがそこまで事前に把握するのが難しいのが現状です。

こういったことをお客様と対話しながら漏れがないようにして経費をすべて集計します。


この金額もまた資金収支を計算するうえで必要になりますのでここで大きく経費がもれていると採算性の信ぴょう性が大きく変わってきます。また、事業について真剣に計画できているのか、という事業そのものについて疑いが出てくる可能性があります。ですので、ここで大きな経費がもれないように注意が必要になります。


弊事務所ではさらに同業他社のデータなどから、通常必要になってくる経費を把握しているので確認をおこないます。


このようにして説得力ある事業計画を作成していきます。




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